関西人という偏見(4)

2010/09/03

ところで、最近「ピン芸人」なる種類の人間が出てきたことは皆さんのよく知るところかと思います。もうブレイクしたのはずいぶん前になりますが、我らが加古川東からはレイザーラモンHGという芸人さん(本名・住谷正樹氏、高46回)が出ました。しかし彼はツッコミがあまり得意ではなかった。奇抜な恰好と「フォー」という表現でボケることしかできなかった。そのためそれ以上の活躍の幅がなく、結局すぐに飽きられ、燃え尽きる「一発屋」となってしまったわけです。なんとか新境地を開いてほしいですね。

それに対して、加古川東出身ではありませんが、同じ加古川出身の芸人として急激に成長したのが陣内智則氏です。彼も昔はコンビで漫才を組んでいたけれどもちっとも売れなかったそうです。もう芸人をやめる寸前まで追い込まれたとかなんとか。

しかし、そんな彼を救ったのはたった一回の電車のアナウンスでした。どうも、陣内氏が乗っていた電車のアナウンスの一部におかしなところがあり、彼がそれに対してツッコミを入れたところ、周囲の一般乗客から思いの他たくさんの歓声をあびたとかなんとか。

そこから彼は、「ボケ役を他人に任せてしまい、自分はツッコミに徹する」という芸風にシフトチェンジしていきます。「エンタの神様」などの番組でご覧になられた方もいるかもしれませんが、彼の芸は流れてくる映像にボケを入れておいて、自分はそれにひたすらツッコミを入れるといういわば「ツッコミ芸」です。あらかじめボケがわかっておけば、面白いツッコミも先んじて用意することが出来る。見事な発想だといわざるを得ません。

(次回につづく)


加古川の近代建築物(2)

2010/09/01

旧加古川町の「加古川公会堂」として、昭和10年(1935年)に竣工しました。講演会や演劇、様々な催し物が開催されました。NHKのど自慢などもありました。筆者(1937年生)などはここで成人式の式典があったのを記憶しております。

鉄筋コンクリート造り3階建の各窓にはアーチ窓があり、正面入り口の大アーチ窓のアールデコ風ステンドグラスが大きな特徴となっており、内部から見ると色鮮やかなステンドグラスを見ることができます。近年まで旧加古川町役場や加古川小学校校舎が同時期の建物として近辺に3点セットで威容を誇っていましたが、今ではこの建物だけが残り重厚感あふれる佇まいを見せています。

現在は加古川市中央図書館として現役活躍中。


関西人という偏見(3)

2010/08/26

例をあげてみますと、ダウンタウンであれば浜ちゃん。著名なお笑い芸人としては明石家さんま氏が挙げられます。特に明石家さんまのツッコミは非常に明快かつ、瞬時であり、そしてどのようなゲストの話であってもそこから面白い部分を抽出する。だからテンポよく面白さが発揮されるのです。ツッコミの上手な人はたくさんの冠番組を持っています。ゲストが誰であれ番組が面白くなるからです。「さんまのまんま」や「さんま御殿」、「恋のから騒ぎ」などは非常に長く続いています。

東京であれば、特にツッコミで多く笑いを取るのは明石家さんまと島田紳助が多く、逆に関西では上沼恵美子、やしきたかじんなどが多く登場します。どなたも非常にツッコミが上手ですね。

一方、ツッコミという概念が確立しているのは、筆者の知っている限り日本くらいのものです。たとえば、アメリカのコメディでは、ツッコミ役はボケの話を膨らませることなく、観客に向かってしかめっつらをすることが多いようです。そしてボケ役も次の発言まで一瞬間を開ける。この「間」によって、アメリカ人は「ここが笑うところなのだ」ということを認識するようです。

ところで、最近「ピン芸人」なる種類の・・・・(次回につづく)


加古川線あれこれ(8)

2010/08/21

かって播州平野を駆け抜けた名車両群。そして今 蒸気機関車、汽動車に替り日夜活躍している故郷の電車。その雄姿をご覧ください。

写真説明 1.加古川線は簡易規格のため、小型軽量のC12型が貨物列車牽引に使用された。(加古川ー日岡間)

2.湘南顔のキハユニ15型が郵便荷物輸送に活躍した。左がキハユニ1511。右がキハユニ151。(厄神駅)

3.キハユニ15型 この形式が最後まで活躍したのは加古川線。1981年(昭和56年)に全廃された。

4.2004年(平成16年)12月、電化開業時に運転を開始した横尾忠則氏デザインの「ラッピング電車」。

5.103系電車。1963~84(昭和38~59)年に3447両が製造され、国鉄最大両数を誇った電車。加古川線加古川~西脇市(旧野村)間では3550番台が、中間車からの先頭車化改造車でユニット2連を組み電化時から使用されている。新製時には中間車のモハ103・102型だった。


関西人という偏見(2)

2010/08/19

さてさて、どうしてトークは滑ってしまうのでしょうか。もちろん「単純に筆者が面白くないのだ」と言ってしまえばそれまでの話になるのですが、それだけで片付くならこんなコラムは書かないわけで。

6年間色々な人と話をしてみて感じたことなのですが、東京と関西のお笑の大きな違いはやはり「突っ込み」にあると思います。

実はコントにおいても漫才においても、重要なのはボケよりもツッコミ。ボケだけでは一瞬で燃え尽きるところをツッコミで一気にボワっと笑を引き起こす。いわば、ツッコミには関西の人間に「今、この人は面白いことを言いましたよ、面白かったのはこの部分ですよ」と示す役割を果たしています。そして、観客は、ツッコミのいうことが極めてまっとうであると感じたときに初めて、自分の中の常識的感覚とボケとの違いに気付き、なおかつツッコミによる心理的な安堵を得たうえで笑ってしまうのです。

この仕組みは実はさまざまなバラエティでも使われています。有名な司会者やコメディアンというのは総じてボケ上手というよりはツッコミ上手。その場にいる人間の何気ない発言をうまくとらえ、そして、瞬時に柔軟にツッコミを入れることで、見ている人の笑いを引き出します。

例をあげてみますと、・・・(次回につづく)


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